アメリカのバス釣り専門誌「バス アングラー マガジン / Bass Angler Magazine」。
その編集長であり、ウェスト コーストのバス トーナメントにも参戦するバリバリの「トーナメンター」・・・、
「マーク / Mark Lassagne」
そのマークからの「直伝」となる・・・、『冬~春に効く面白いテクニック』があるので・・・、本日は皆さまに紹介!
そのテクニックの名は・・・、「フロート アンド フライ / Float-N-Fly」。
割と以前からこのテクニックは存在していたようですが、アメリカ西海岸で話題になり始めたのはここ数年のこと。
このテクニックを使って、「ライアン フレンド / Ryan Friend」っていうアングラーが最初にFLWトーナメントで勝利・・・、その後、テレビ放映されたWWBTっていうイベント中に、さらに勝利を収めて$ 100,000近くを獲得・・・、一躍、話題のテクニックになったらしい・・・。
そんなこと聞いたら・・・、「気になって仕方ない!」って方・・・、たくさんいらっしゃることでしょうw
「フロート アンド フライ / Float-N-Fly」
■「浮き」+「フライ」で中層にサスペンドするバスを狙う!
用意するものは至ってシンプル。
テクニック名の通り、「フロート(浮き)」と「フライ(ヘアー ジグ)」。
フライは「1/16~1/8オンス」程度の極小ヘアー ジグ・・・、なのでスピニング タックルを使用します。
そして狙うは・・・、水温の上昇とともに暖かいレンジで「サスペンド」しているバス。
春のスポーニング バスって感じではなく、中層で「ポケ~・・・」っと日向ぼっこしているヤツや、ベイトに付いてフィーディングしているヤツを狙います。
で、浮きの下に狙う水深分のリーダーをとり、その先にフライをリグってサスペンド バスに喰わせる・・・、それが「フロート アンド フライ / Float-N-Fly」。
■誰がやっても好釣果?この季節の「坊主逃れ」テクニック!
浮きを使用するので、常に一定のレンジを引いてこれるし・・・、一カ所でステイさせてネチネチもできる。
おまけに喰わせるのは極小サイズのフライ。
ビギナーでもエキスパートでも・・・、誰がやっても小っちゃいのからモンスター クラスまで釣れちゃう・・・・、そんなテクニックがフロート アンド フライです。
マーク曰く、「浮きを使って釣りするなんて、なんだか小っちゃい頃を思い出さない? こう、なんだか・・・、童心にかえるような・・・。それに、バイトがあって浮きが水面に引きずり込まれる時なんて・・・、最高にエキサイティングだよ!」。
■このテクニックの「キモ」!
このテクニックのキモは・・・、魚のいるレンジを見つけること。
それに尽きます。
当たり前といえば当たり前・・・、魚のいないレンジでどれだけ上手にフライをアクションさせても・・・、魚が釣れるわけはないですから。
ですので、このテクニックは「魚探」が最高のパートナーとなります。
もちろん、陸っぱりの人で魚探を使う人は少ないかもしれませんが、魚のいるレンジさえ分かっていれば・・・、魚探がなくとも、陸っぱりでも有効なテクニックであることは言わずもがな。
マーク曰く・・・、「バンク沿いで15フィート(約4.5m)以上の深さがある場所が最適・・・、そこに大きな岩やチャンネル、流れ込みなんかが絡めば最高。 ベイトが10~20フィートくらいにいる時は、特にこのテクニックが有効だよ」。
ここ日本だと、リザーバーなんかの水深があるフィールドで活躍してくれそうですね。
■セットアップ
それでは、使用するタックルをもう一度詳しく見ていきましょう。
まずフライ。
マークがオススメするのは・・・、
「スプロ/ Spro」の『ファット フライ / Phat Fly』
「フロート アンド フライ」用にデザインされたヘアー ジグ。
浮きの下でもバランスを保ってナチュラルにアクションしてくれる様にデザインされております。
オススメの浮きは・・・、
「Thill」の『プロ シリーズ スリップ フロート / Pro Series Slip Float』
ライン スルー タイプのバルサでできたフロート。
ラインの通し口は、ラインに優しく、尚且つ滑りの良いブラス製。
蛍光カラーで視認性抜群です。
マークの場合・・・、ロッドは7フィート4インチのミディアム ライトのスピニング ロッド・・・、15ポンド クラスのPEラインに、リーダーは6ポンドのフロロをセット。
狙うレンジに合わせて、リーダーの長さを決めます。
浮きはライン スルー タイプなのでリーダーの範囲内で動きまわるのですが・・・、PEラインとリーダーの「結び目」を大きくすることで、浮きのストッパーの役割をしてくれます。
結び目よりも上、つまりはメイン ライン(PEライン)へは浮きが移動しない様にするんですね。
もしくは・・・、テキサス リグで使うゴム製の「シンカー ストッパー」を使う、っていうのもアリです。
この方法だと、ストッパーの位置を変えるだけで、リーダーの長さを自由に、手早く調整することができて便利です。
ただ・・・、マークは、「糸絡みが多くなる!」という理由から、このシンカー ストッパーを使う方法はやらないんだそうです。
■釣り方
狙いとするレンジへとフライを沈ませれば・・・、あとは小難しいことは何も無し。
シェイクしたり、ステイさせたりで誘いを入れて下さい。
マーク曰く、「難しいのは、ジャークベイトと同じ、どれくらいルアーをポーズさせるか?が重要。 フォールさせてすぐにバイトすることもあれば・・・、30秒以上放置しなければ釣れないことなんてザラだよ。」。
■まとめ
・・・てことで、バス アングラー マガジン編集長マークに教えてもらった、ウェスト コーストで話題のテクニック「フロート アンド フライ / Float-N-Fly」を簡単にご紹介しました。
マークとメールでやりとりしてる時に・・・、
『なんかそっちで流行っているような、面白いリグとかない?』
って聞いた際・・・、
「春に効く面白いテクニックがあるから、今度写真を送ってやるよ!」
・・・と返事をもらったのが、このテクニックを知った切っ掛け。
冬~春にかけて・・・、「とりあえず1本釣りたい!」って時に有効なリグですし、かなりフィネスな釣り方にはなりますが、間違いなく「デカい」のも狙えます!
「日本のみんなにも、このテクニックの楽しさを知ってもらえたら嬉しいよ!」
・・・と、マーク。
是非、皆さまもこのテクニック・・・、使ってみて下さいね~。
・・・というわけで、スプロの「ファット フライ」と「浮き」・・・、早速仕入れましたよ~w
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